アゲハ
蝿のたかった様な この世界の片隅で
有りもしないような 夢ばかりを魅ている
息苦しいからと言って 邪魔な明日の影達を
すべて葬った今夜は とても君に会いたい・・・
不意に絡みついてた あの重く 冷たい
生身の鎖はいつからか 砕け散った
全てを投げ出しても 君に会いたい・・・
流れる時間の全てを 君に重ねたい
君の望み 僕の望み その全てを・・・
そう 満たしてくれる時間を どうか一緒に・・・
どこからか迷い込んだ 一羽のアゲハが
鉄格子際 そっと羽を休め こう歌う・・・
こんなにちらついた 街の灯りの下じゃあ
君と見上げる星のかけら一つ見つからない
こんなにも錆びついた ビルの隙間で
固くうずくまっている日々じゃあ
うまく 君を愛せない・・・
あぁ どこから迷い込んだのか 一羽のアゲハは
現実という名の 残酷な風にさらされた
今にも破けそうな羽を 命いっぱい広げて
飛び立つ姿を 僕は見つめてる・・・
全てを投げ出しても 君を守りたい・・・
流れる時間の全てで 君を想うよ
君の望み 僕の望み その全てを・・・
そう 満たしてくれる時間を どうか一緒に・・・